わっつとの出逢いは偶然でした。もともと見たいＴＶや聴きたいＣＤが思い浮かばないときなどにＦＭを流す習慣があり、何気なくつけたラジオから聞こえてきた声に「！！！」大反応。つけた直後に震える声で「木村くんだぁ、木村くんだよねぇ…？」とひとりごちたのを覚えています。当時の放送曜日は確か日曜日、内容はエロ拓でした。（笑）　大人のナントカ、と題してフクシマくんと投稿ＦＡＸをネタにエロエロ状態だったと思います。ごくたまに、同じ拓担である母とラジオを聞いたりするのだけど、エッチなシーンがＴＶで流れると、家族全員が固まってしまうという家庭環境なもので、いつエロ拓になっちゃうのか、かなり冷や冷やしますねぇ。

わっつを聞きながらまるでタイピング練習のように「メモ帳」でテキスト打ちするようになった事の発端は、我が家のオーディオはラジオを録音できない、という情けないものでした。木村くんの言葉を、言霊をリピしたくてもできない。ネガティブ思考な自分にポジティブを与えてくれるわっつを何とかして手元に残したい。そんな中で見つけた苦肉の策であります。今どきのラジカセでそんなのありえない、ちゃんと調べてみろ、と多々ご指摘はいただいてるので（笑）、今度暇ができたらマニュアルと格闘してみようとは思ってますが。

わっつの魅力は何と言っても木村くんの声と言葉。ラジオは映像・画像ナシなんだから当たり前じゃん、と言われてしまいそうですが。何と言うんでしょう。言葉に力があります。言霊を感じるんです。読み上げるＦＡＸの１枚１枚に真剣にコメントしたり、出演したＴＶドラマなどの裏話をしたりする中で、木村拓哉という人間像が見える。「ごめんね〜ダメなオトナで〜」なんて言いながらお茶目な一面を見せてくれる一方で、静かに思いを語りながら前向きで一本筋の通った大人の男を感じさせてくれる。ＳＭＡＰの一員としての役割的な発言ではなく、木村拓哉としての言葉を届けてくれる。それが何よりの魅力です。正直言って、木村くんは喋りが上手いわけではないと思うんですよね。ラジオパーソナリティーとして話のテンポがいいとか、話をまとめるのが上手とか、そういった部分については殆ど感じたことがありません。でもそれは無難な言葉でまとめない、ということの裏返しであって、むしろこの番組の魅力のひとつになってるような気がします。

また、木村くん独特の丁寧な言い回しも魅力的。数年前の結婚記者会見では、子どもが「出来た」ではなく「授かった」と言っていましたが、彼の言い回しには今どきめずらしい古風さと、却って新鮮さを感じます。「やらせていただいた」ではなく「やらさしてもらった」など、正しい日本語ではないときも含めて、好きですね。メモを取るに当たっては、このことが難題になってしまったりしますけれど。他にも自分のことを「オレ」「ボク」「ワタクシ」「ジブン」、ＳＭＡＰのことを「オレタチ」「ウチラ」「ボクラ」など、どう表現するかも楽しみ。大きいネタからほんの小さな言い回しまで、雑誌のインタビュー記事では得られない、木村くんの匂いが感じられる瞬間が多々あります。

ここ最近のわっつで、私が一番衝撃を受けた言霊です。人から言われたことにいちいちナーバスになってしまう自分に、この上ないパワーをくれました。同時に、なんでこの人はこんなに強いのだろう？　この精神力はどこからくるんだろう？　と感動し、もっと木村くんを知りたくもなりました。ＴＶと違ってラジオというのは、残念ながらあまり大衆的ではないので、木村拓哉が好きだ、という方でもわっつを知らない方が意外に多いのがくやしいです。お顔がステキであることは、誰もが認めるところでしょうが、微妙にビブラートしていて不思議な安心感とこの上ない幸福感をもたらしてくれる木村くんの声と、人間像をそのまま魅せてくれるトークや言霊を、より多くの人が受け取ってくれることを願っています。

すっげー早口、機関銃トーク。書けるわけねーだろ！　このタコ！　…と暴言のひとつも吐きたくなるくらいすごいテンポでした。（あ、このタコ！は、褒め言葉なんでしたね）　いつもなら曲の間に書き足すメモも、茫然自失で指がストップ。

ＭＤ聴きながらテキスト書き起こしをしたら、その勢いが損なわれそうで怖い。言った内容は何となく覚えてるけど、情報量が多すぎて　＜　＞　の嵐になる。さて…、どうまとめようか思案中。

あまりにもすごかったので、書き取れた言葉をそのまま載せちゃろか。
これは日本語じゃねぇよ…。
ってかある意味芸術だ？（笑）

追記。10/16 3:46
　あえて打ちミスも残しましたが、
　「靱帯」＝「人体」
　「かんじゃに」＝「関ジャニ」、の誤変換＆未変換です。